前回は年越し前の記事が最後ですが、年明けからついに着工し始めました!!去年の4月に内覧して9ヶ月、、、やっと始まりました。。今の所引渡し予定は6月下旬です。土地や間取り、仕様が決まってからなかなか工事が始まらず『本当に建つのか?』と妻と落ち着かない期間もありましたが、やっと実感が湧いてきました。まだ始まったばかりですが、工事の内容も更新していきます。
今回のタイトルにもあるよう基礎工事が始まったので軽くまとめ。
地盤調査・地盤改良
・地盤調査
耐震性能のある建物であってもその土台になる地盤が弱いと意味がありません。1月の中旬から地盤改良がまず入りました。この改良工事は必要な場合と、不必要な場合があります。初めに地盤調査をするのですが、大まかに2種類あります。
・スウェーデン式サウンディング試験
・ボーリング調査
どちらも地盤の強度を算出するもので、その値を「N値」と言います。ボーリング調査は学校の授業で習ったことがみなさんあると思いますが、地層や水の流れ、地盤の横移動など、より細かく調べることができるものになります。費用はサウンディング試験が相場が5万円、ボーリング調査が一般住宅で約25万〜35万円になります。RC造の鉄筋コンクリートや、3〜4階建など重量のある建物の場合はボーリング調査がオススメです。
・地盤改良
地盤改良には3つの工法があります。
❶表層改良工法
2mほど掘り起こし、固化材を入れ掘り出した土とまた混ぜ合わせることにより、地盤を強固にする工法です。
❷柱状改良工法
コンクリートの柱を建物の位置に合わせ、何本も打ち込み地盤を強くする工法。地震の際に数十本の柱と土が摩擦を起こし、家の揺れを抑えることができる。
❸鋼管杭工法
❷の柱状改良と同じ考えですが、コンクリートでなく鋼管を使用し、強度を上げる工法です。
基礎工事
約2週間ほどで地盤改良が終了し、2月の頭に基礎工事が始まりました。私が依頼した工務店では基礎屋さんに外注をしているのですが、うちの基礎はベタ基礎と言われる工法です。面で支えたほうが荷重を分散でき、耐震性が高いのが特徴とのこと。
阪神淡路大震災以降から普及し、この約20年間ほとんどがベタ基礎なようで、メリットも多いみたいです。
❶耐震性に優れている
❷湿気が建物まで上がらない
❸シロアリ被害を防ぎやすい
床下の地面を全て厚いコンクリートで覆うので、湿気が建物に伝わりにくく木材の腐食も防げる。またコンクリートが厚いおかげでシロアリの被害も防ぎやすくなります。デメリットを挙げると、単純にコンクリートと鉄筋を多く使うのでコストが高くなるくらいです。
ベタ基礎工事の工程
工事の簡単な流れはこちら。
❶基礎の範囲を決める
敷地内のどこに建物が建つのか、縄などで印をつける
❷採掘工事
基礎の範囲内全てを底辺まで掘り起こす
❸砕石を入れる
地面を固めるため下地になる石を敷き詰める
❹防湿シート
砕石の上に防湿シートを敷き、建築する位置がわかるようにコンクリートを流し、印をつける
❺基礎作り
建物の位置に鉄筋を組み、基礎の外周に枠を組みコンクリートを流し込む。しっかり養生期間を置き、乾いた後枠を外す
❻仕上げ
不要なコンクリートを除去して完成
大体うちの場合で2〜3週間ぐらいで基礎工事が終わりました!
工事記録写真
2月4日
建物の位置で枠を組み採掘中。お邪魔した時は小さいユンボで採掘し、トラックで残土処分のため運搬していました。
2月10日
1週間で砕石、防湿シート、鉄筋まで終わっていました。コンクリートの作業は天候にとても左右されるのですが、幸い今年の2月は暖冬で雨もほぼ降らなかったので、作業がスムーズに進んだのかと思います。
2月24日
週明けに見に行ったら枠も外れて基礎が出来上がっていました!!!これはかなりテンションが上がりました。枠も外れて養生も終わっているので、前の週には終わっていたのかなと思います。
次は木材が入ってくると思いますので、また更新いたします!!